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博覧会と日本

1851年(嘉永4)、ロンドンで初めて万国博覧会が開催。これ以降、パリ、ウィーン、フィラデルフィア、シカゴと世界の主要都市で万博が開催されました。日本は、1862年(文久2)のロンドン万国博覧会において、初めて遣欧使節団が開会式に出席しました。その後、開催された万国博覧会に参加し日本製品の出品や展示、日本の紹介をするとともに、新たな技術の習得が貿易の拡大へとつながっていきました。また、明治時代には内国勧業博覧会が開催され、地方への産業技術の広がりという役割を果たしました。国内各地では、産業博覧会や勧業博覧会、こども博覧会など多くの博覧会が開催されました。

万国博覧会は、産業社会の発展を促す場として、国々の新しい技術や製品、美術・工芸・建築など様々な芸術や娯楽が紹介され、工夫されたディスプレイなどで世界を身近に知ることのできる魅力ある催しです。当時の博覧会は、国際博覧会条約の成立、植民地展示の廃止、文化の多様性などその時代の国際情勢が強く反映されていました。

今回。当館で所蔵する資料の中から、パリで出版された博覧会の資料や「幻の万博」と言われる戦前の日本万博の資料など、博覧会に関連する貴重な資料を紹介します。ぜひご覧ください。

展示情報

展示期間
2025年9月5日(金)~2025年11月5日(水)
展示場所
越前市中央図書館 貴重資料展示コーナー
展示資料リスト
展示資料リスト(PDF)

展示物紹介

『西洋事情』見返し
Plan General de L'Exposition Universelle 1889